皆様
今は毛虫たちの盛りです。
都会の真ん中でお住まいの方や
主に室内で働いておられる方はあまり気にしないかもしれません。
私もこの仕事につくまでは、毛虫の存在といったら
通っていた学校のソメイヨシノの下でみたことがある、
くらいのもので大して気にしたことはありませんでした。
仕事を始めてからは職業柄でしょうか、害虫がよく目につくようになってきました。
今は桜や椿や梅、お茶の葉やモミジになんかも結構毛虫がつく季節なので、
お庭の木々や通勤通学先の木々に少し目をやっていただけますでしょうか。
会社の桜によくつく毛虫の一つはモンクロシャチホコといいますが、
このように葉芯がのこって葉がなくなっている状態は怪しいです。
これはモンクロさんが食害した痕跡のひとつです。
またこのように道路が赤茶色っぽく汚れていたらその上に毛虫がいる可能性があります。
食欲旺盛の毛虫は一晩でかなりの量の葉を食害し、あっという間に丸坊主なんてことになるのです。
この桜の木がその例です。
憎き毛虫ですが、そのつくりは精巧で時々感動するような色形をした毛虫を見かけます。
凄いな~と関心してしまいます。
駆除することが務めの私たちにとっては消したい対象でしかないのですが
たまに鳥が毛虫を餌にしているところをみると、毛虫も必要とされているのかとはっとさせられます。
自然に学ばされることは本当に多いです。
植藤造園 ブログ担当者