先日、禅僧であり庭園デザイナーである枡野先生が
多摩美術大学の学生さんを率いて弊社へお見えになられました。
枡野先生は現在、多摩美術大学環境デザイン学科の教授でもあり、毎年この時期になりますと
「京都実習」を遂行され、なかなか入れないお寺やお茶室など特別参観ができたり、先生自らが
ご案内してくださるので、この京都実習は学生にとってかなり贅沢で価値あるものです。
そんな中、弊社にも見学に来られ、当社では会長佐野藤右衛門のお話と会社敷地内にある
坪庭や庭木を見て頂きました。
例えば設計する土地の歴史や気候風土、基本を大事にすることの大切さ、そして現場での道具の使い方や物の原理等、学校とはまた違った感覚で会長のお話を聞いていただけたのではないでしょうか。
私が学生の頃にこの京都実習に参加したことを思い出しました。
観光できていた京都を思い出し、今住んでから感じる京都を比べると大分見え方や感じ方が変わったなぁと思いました。
今あるこの時を本当に大事にしようと改めて思いました。