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植藤造園
ウエトウの植木屋仕事
2008.12.10

ドイツからフランスへ

前回まで、ドイツの日本庭園のお手入れの話をしましたが、
その後、ドイツからフランスに渡りお手入れを行いました。


ここはフランス・パリにある日本庭園です。
作庭時期は1955年。社長が携わった庭で、今から53年前です。
手入れに行った私たちより随分、年上の庭園です。
当時の植え付けの様子を少しだけ。
日本ではワラ縄等で植木の根鉢を巻くのですが、
この当時は木等で樽のように巻いて運んでいたのですね。

この庭の隣に変わったコンクリート製の置物のがあり、何か聞いてみました。
これらはお茶席なのだそうです。奥の人が座っている場所でお茶をたてて、
コンクリート製のイスでいただく野立席(立礼席)になっています。

この庭には、松や梅、桜等が植わっております。

半世紀以上前に植えられた桜や樹木、またその後枯れたて植え替えられた樹木も
いろいろあって今日まで維持管理されています。
今回、手入れに行き思ったことがありました。
終戦10年後の当時、作庭課程や庭が出来上がった後、
桜や梅の花が美しく咲き乱れた時に、
外国の人々の心にどのような印象与えたのでしょうか・・・。
植藤造園 ブログ担当者

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