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植藤造園
夏の記録
2011.8.8

シカにガックリ

毎日暑い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
植藤造園ではシカ問題が浮上しています。
シカのせいで桜がガックリしてます。


写真はシカに食べられた桜の苗です。
大事に大事に育ててきた苗。大きな被害です。
山の守をしている職人がガックリしたと嘆いていました。
出張から帰ってきて被害の状況を見た会長もガックリしていました。
このシカ被害は前々からあったそうですが、近年増加しているとのこと。
植藤では柵をめぐらせて対処していたのですが、どうやらその柵さえも飛び越えて!!
ムシャムシャと食べてしまったようです。

不思議なことに同じ苗圃内でも、被害のある品種とない品種がありました。
ことごとく品種物の桜を食べられてしまい。。
これはかなわない!ということで、大急ぎで柵に網をかけることとなりました。

ご存知の方も多いかとは思いますが、調べてみるとシカの被害は全国的に広がっているそうです。
私はすっかりシカの生息地が奪われているのかと思い込んでいましたが、
様々な原因があるそうです。もちろん、生息地の問題も一つにはあります。
もともとは平地に生息していたシカは人間によって山間部に追いやられていたそうです。
農村部が過疎化してきたことによって、本来の生息地である平地へ移動してきたのが
ひとつの原因です。
もう一つには、シカの天敵である狼の絶滅によると言われています。
また、昔は人間がシカを食べていましたが、今はそれが激減してしまったからだそうです。
狩猟する人たちの高齢化による狩猟の減少が一つの問題ですが、
これにはシカの肉の流通制度が整っていないからだという意見もあるようです。
シカの増加によって生態系のバランスが崩れることも危惧されているとのこと。
一種類の動物だけみても、世の中が変化してきているのがよく分かりまね。

シカには悪いかもしれませんが、大事に育てている苗がやられるのはかないません。
植藤の天敵は野生の動物たちです。
このネットがシッカリ桜を守ってくれる事を願います。
㈱植藤造園 設計 ブログ担当者

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