先日 西村大造氏と鞍馬石を掘り出している山に行ってきました。
その前にこちらの写真は弊社が30年前に施工させていただいたゴルフ場の庭園です。紅葉が綺麗だったので思わずシャッターを押しました。スケール感が分かりにくいんですが、滝組の親石は最大の石で130トン有りました。450トン吊りのクレーンを使用しての作業が懐かしいです。
急峻な林道を四駆で恐る恐る走り( ハンドル操作を誤ると谷底まで一直線 )採掘場所まで案内してもらいました。
大きな石は運び出せないので山の中で割ってからトラックに載せます。
土目によって石が埋まっているかいないかを見極めてからユンボで掘り下げていくそうですが、お宝に巡り合うのは稀とのこと。仮に姿の良い原石に巡り合っても里まで下ろす作業が又大変。重機が無い時代は木馬で里まで運んだんやで~と山の所有者が仰ってました。
鞍馬石が高価なのも大納得しました。
これは木馬で運んでいた戦前に大きな原石を山中で小割にして商品化した石の残欠とのこと。
急峻な山中から鞍馬石を木馬で運ばれた昔の方々の偉大さに感服です。