夏らしい日差しの一日。強い日差しに濃い影が落ちます。
ふと事務所から窓の外を見ると、2人の職人が園内でお仕事されていました。
何をしてるのかしら?
気になったので、覗きに行きました。
1人はとても暑そうです。
朝は日陰だったところが日向になってしまったようです。
近づいていくと、石を洗っているということが分かりました。
何用の石なのか聞いてみたら、海外で施工する石だということです。
海外で施工する場合は、使える石だけを先に選定して送るそうです。
材料不足を防ぐためや、持ち帰るコストのことを考えて先に厳選するとのこと。
このお仕事は秋に始まるものなので、準備がずいぶん早いなと思っていたら
郵送に2カ月かかるとのこと!
言われてみれば当たり前ですが、石のような材料は船便となります。
しかも一度四国の石屋さんに運ばれてから、他の石と一緒に送られるそうです。
海をはるばると渡ることとなります。
あちらで仕事に無駄がおきないよう、職人は一つ一つ丁寧に洗って選定していました。
使える石と使えない石の見分け方も教えて頂きました。
さて。洗った石は木箱に詰められてとりあえず四国へ送られました。
今はもう太平洋の上かもしれません。
海を渡る石はアメリカへ行きます。
このお仕事は熟練の職人2人の担当となります。
今から出来上がりが楽しみです。
㈱植藤造園 設計 ブログ担当者