立春から2週間たちました。
植藤造園には春の香りが運ばれてきました。
今日は園内で見つけた小さな春をご紹介します。
写真は本日のカンザクラ(寒桜)。ずいぶんと蕾が大きくなってきました。
ほかの桜の様子をみるとまだまだ。
名の通り、寒いころから咲きだすのですね。
空の色も随分と濃くなり、日差しも春めいてきました。
きっと外で働く職人さんたちも心地いいはずです。
一方、冬の花・カンツバキは花弁が落ち始めました。
紅色の花弁は景色を驚くほどに変えてくれます。
優しい日差しの下、赤い花びらが苔の緑に映えますね。
朝には前の庭を掃除するですが、カンツバキの花弁が
ビロードの絨毯のように庭の地面を染めていました。
綺麗だと思ってそのままにしていたのですが、
さすがに散った花弁は1週間たつと枯れてきてしまいます。
もったいない、と思いつつもさっくりと掃いてしまいました。
みなさんにお届けできず、残念。
一つの花が散り、また別の花が咲き出します。
冬を好む花もあれば春に芽吹く花もあります。
日々の忙しさに忘れがちですが、自然のリズムに沿って私たちも生きたいものです。
あたたかな日差しの裏腹、風はまだまだ冷たいですね。
みなさんもお体にお気を付けてお過ごし下さい。
(株)植藤造園 設計 ブログ担当者