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植藤造園
冬の記録
2013.12.23

大雪・冬至 二十四節気

少し忙しくしていた間に大雪(たいせつ)が過ぎ、日曜日は冬至でした。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
私は先週の金曜日、会長の指示で葉牡丹(ハボタン)を寄せ植えしました。
先日は事始めを迎え、街でもお正月を迎える準備がじわじわと感じられます。


冬至の日曜日、柚子湯に入った方も多いのではないでしょうか。
師走と言えば師匠が走るくらい忙しいわけでして、
私のような小者は猛ダッシュで全てをこなさないといけないわけですが。
勿論、師匠ほどの力量があるわけでないので、仕事に追われる一方でございます。
溜めてしまったブログはせっかくなので2回分あげたいと思います。

12/7は大雪(たいせつ)でした。
いよいよ山の峰々は積雪に覆われ、冬将軍の到来が感じられる季節だそうです。
広沢の池では、毎年恒例水抜きが行われていました。
この景色を見ると、「あぁ、寒い冬がやってくるな…」と京都の寒さを思い出し
気合を入れて日々をこなさなければ!と思います。
冬至を迎えて昨日の朝、部長が「今日、愛宕山 頭白くなってたわ」と言ってました。
写真を撮るときにはもう溶けているかな、、、と思いながら見に行けば。

まだ頭の白い愛宕山がそこにありました。
ちょっと嬉しくなったところで、園内の季節の移ろい探しに行きましょう。

ワビスケが満開になりました。
ちょっと下を向いて開く花がいじらしくて愛らしいですね。

モミジがすっかり枯れて彩りの秋が消えました。
全ての色が灰色がかった、やわらかい、落ち着いた色へと変化していきます。
せっかくなので、少し時を戻して秋の彩りの変化を見てみましょう。

11/22 小雪の紅葉です。
まだ青葉のモミジもあれば、橙に色付いたモミジもあります。

11/29 
紅葉が最も美しくなりました。

12/7 大雪 
冬将軍にモミジの葉はすっかり持っていかれました。
たった2週間の間に、こんなにも自然は変化していたのですね。
冬至と大雪はそう大差はないので、写真は掲載しません。
さあ。お散歩に戻りましょう。

アセビの花芽がだんだん大きくなってきました。

スイセンの花が咲いているのを見つけました。
うつむいて咲く花が愛らしいです。
ここの所は風が冷たく、また朝になれば霜がたっています。
私は暖かいところで育ったので、冬がとても苦手です。
毎年「この寒さは冗談ではないのだろうか。」と思ってしまいますが、
如何せん緯度が35度・経度が100度違う場所なのだから受け入れるしかありません。
変えられることが出来ないものに対しては「新しい好き」を見つけるのが大切です。
では、冬の何が好きかしらと考えれば。
綺麗な空気。 透き通った高い空。 ピンと張りつめた世界観。

でも何より。
美味しい食事!
冬の食事は楽しいです。
鍋・おでん・お雑煮・おしるこ・シチュー・ラザニア・フォンダンショコラ。
四季がある国は文明文化が発展します。
冬を越すために様々な努力をするためだと理解しています。
人間の知恵と欲望はすごいと、冬が来るたびに思います。
でもそれが人間らしく美しく生きている証拠なのかもしれません。
冬があって、鎖国があった日本の食事は最高に美味しいです。
文化と歴史の深さを、最も感じられるのが「冬」という季節なのかもしれません。
私は今年も 「美味しく」 年末を家族で過ごし、
「美味しく」 年を迎えたい所存でございます。
みなさま、良いお年を!
(株)植藤造園 設計部 ブログ担当者

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