先日、お客様から「庭の枕木が老朽化してきたので取り替えてもらいたい」とのご要望があり改修作業を行わせていただきました。
今回はその施工過程をご紹介したいと思います。
枕木とは、本来鉄道のレールを支える木製の部材でありましたが、現在コンクリートが主流になっているようです。
また使われなくなった木製枕木はガーデニング材としてよく使われるアイテムとなっています。
木製枕木の材質は堅く耐久性に優れた樫やクリなどが使われていたようです。今回はヒノキ材を使用しました。ヒノキも耐久性に優れ湿度に耐える粘り強い高級材質です。
では取り換えの作業を順追ってみていきましょう。
これは作業前の状態です。
まず古い枕木を取り外し、掘削、整地、転圧します。
下地の準備が整った後に新しい枕木を据え付け、防腐処理を施します。
枕木を据え付ける際にかみ合わなくなったインターロッキングを新調し据え直しをします。
据えた後、目地材を詰めます。
そして出来上がりはこちらです。
今はいろいろな分野の専門業者さんがいるため、ひとつのお庭でも仕事は分業化されています。
しかし昔はお庭のことなら植木屋さんはなんでもやったと聞きます。
「植木屋」と一言でいうと樹を植える仕事、と単純に思いがちとは思いますが実際はいろんなことを手広くやる仕事なのです。
今後も植藤造園の植木屋仕事を少しずつご紹介できたらなと思っています。
植藤造園 ブログ担当者