先日、会社から少し車で走ったところへ、ある虫を見に行ったのですが、
とても素晴らしい光景でした。
山を分けるように流れる川に、その虫の住処はあります。
日も落ちて静かな空気の中を音も無く、フワーと動き出した仄明かりは、
次から次へと何処からともなく動いて、消えたかと思うと、また現れ、手を伸ばすと離れていく。
今にも消えてしまいそうな明かりは、どんどん灯り、辺りの木々から木々を渡って行くのです。
一つを追っていると、いつの間にやら辺り全体が灯り、いっせいに同じリズムになると、
ワッと目に光が目に飛び込んできました。
ほんとに心を打つ光景でした。
蛍の命は人に比べて、ほんの一瞬です。
そんな夢のようで力強い虫の力を見た心躍る夜でした。
ゲンジボタルのお尻
植藤造園 ブログ担当者