今は様々な品種の桜が咲いてますが、桜が主役になる時期はそろそろ終わりを迎えます。
皆様は桜とどのように楽しまれましたか。
今年は桜の絵を描く機会があり、約10種類くらいは描いたかと思います。桜の花弁ひとつでも大きさ、形、枚数、色、質、切り込み具合、しわの寄り方などなど、いろんな違いがあることを知りました。
描いてて思うことは兎に角、桜は本当に綺麗だということです。でも綺麗があまりに一瞬なので、時々もどかしさを感じました。桜の木を持って帰るわけにも、ずっと眺めるわけにもいかず、写真に収めるも簡単過ぎて、絵を描いても納得いかず、これは自分の手の届かぬ別世界の美しい生き物とさえ思いました。
(2007.4.4アメリカアケボノ)
でも、そういえばこの間桜餅を食べました。塩漬けされた桜の花もお湯に浮かべていただきました。桜皮細工もありますね。
聞けば、桜の灰は染料になったり、灰汁抜きに使うこともできるみたいです。
人間、やっぱり見るだけじゃ物足りず、桜を違う形にして食べたり飾り物にしたりして上手に利用してますね。
滅びずしぶとく生き残ってきた生き物だけあるなとつくづく感じます。
植藤造園 ブログ担当者