皆様あけましておめでとうございます。
植藤の初仕事は桜の堀取りから始まりました。
園内の畑、6~7mクラスの桜の木堀をご紹介します。
正月が明けまして、殆どの職人が園内におります。
新年とともに植藤には桜の植栽の時期が到来しました。
根回りを円形に綺麗に掘り取り、養生していきます。
これをクレーンで吊り上げ、、、
根鉢の底面の養生と
枝をぎゅぎゅっとしぼめまして
広い山でお嫁に行く日を待ちます。
長い時間、間近で立ち会わせて頂いたのは初めてでしたが、
職人の男気と知恵を感じることのできた一日でした。
素人目で私が特に感動したのがこちらです。
左下の職人の手元にご注目下さい。
これは昔ながらの工法で、枝を絞る時に使用するそうです。
(※絞る=枝の広がった木はそのままでは運ぶことが出来ない為、広がった枝をまとめ運びやすくさせること)
2本の枝に何重かに縄を巻き、その間に切った枝を通し、
くるくると枝を巻いていくことで縄が絞られます。
それにより、2本の枝も絞られていきます。
ここでぎゅっと絞り、写真右上で見られるように実際に枝を玉縄で縛りつけます。
その応用で今は金具がいろいろと用意されています。
昔ながらの知恵が引き継がれているのですね。
大きな木が宙に浮かび、吊り上げられてく姿はいつ見ても圧巻です。
この清々とした景色を見る度に、何か勇気づけられます。
本年が皆様にとってより良い年となり、実り多き年となりますように。
本年も植藤造園をよろしくお願い申し上げます。
㈱植藤造園 設計 ブログ担当者